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カーチェイスと西部劇の融合


処刑ライダー
1986年、米 83分 カラー

監督:マイク・マーヴィン

出演:
チャーリー・シーン
ニック・カサヴェテス

シェリリン・フェン
ランディ・クエイド



 

 






【あらすじ】
 ある日、アリゾナの田舎町を牛耳る暴走族が、一人の青年を殺害した。
 事件後しばらくして、強力なパワーを秘めた黒いカスタムターボに乗って、漆黒のヘルメットスーツをまとった謎のライダーが町に現れる。死神のように不気味なライダーは、不良たちに公道レースを挑んでは事故に導き、次々と抹殺していく……というお話。


【memo】
 個人的に、B級映画の畑では『クロウ 飛翔伝説』と並んで大好きな復讐物。
 分類上は都市怪談系のホラーに属するところを、ボンクラな味付けでヒーロー物にすりかえているのが面白い(笑)
 炎天下の道路を駆け抜けるレースシーンがあまりに鮮明で、怨霊の暗鬱とした恐ろしさよりも復讐にかける乾いた熱気のほうを先に感じてワクワクします。

 死神ライダーの正体は序盤からバレバレなんだけど、どうして"彼"がそんなパワーを手に入れたかは全く何の説明もなくて、かえって潔いです。説明がないぶん時代的な陳腐化を免れており、いま見てもあんまり古びた感じがしないんですね。

 直接には西部劇との互換で、『荒野のストレンジャー』(1972)の骨組みを踏襲しています。だから『ペイルライダー』(1985)とは、公開時期だけじゃなくて様式的にも距離が近い。チャーリー・シーンとクリント・イーストウッドではだいぶ趣が異なりますが。

 主題歌(ティム・フィーアンの「WHERE'S THE FIRE」)が非常にかっちょええです。




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